クマザサとは?気になる成分や味、産地は北海道?

 

図1

クマザサとは?~気になる成分や味、産地は北海道?~

みなさまお世話になっております。

今年もあと少し。

年々月日が経つのが早くて…どうりで歳をとるわけです(笑)。

このシリーズでは、『北海道無添加プレミアムドリンク HERBAL ONE No.1 』に含まれる原料をご紹介してきました。

第5回目の今回は、日本古来からの万能植物『クマザサ』のご紹介です。

※ こちらの記事もご参照ください。
≪シリーズ1≫白樺樹液の成分とは?飲む化粧水と言われる理由
≪シリーズ2≫鹿角霊芝(ろっかくれいし)の効果とは?幻のキノコの秘密
≪シリーズ3≫奇跡のフルーツ『アロニア』とは?北海道の大地で育つプレミアム果実
≪シリーズ4≫北海道の名産品ハスカップとは?-幻の果実の産地や旬、味について。
≪シリーズ6≫低分子化コンドロイチン。北海道産エイ軟骨由来のオリゴ糖

クマザサとは?

クマザサ』とは、イネ科のササの一種です。

パンダのエサとしても有名で、庭や公園などに観賞用としてもよく植えられています。

日本で育った方であれば、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

Fotolia_34736971_Subscription_Monthly_Mクマザサ

↑きれいな緑が印象的な『クマザサ』。

 

クマザサ』という名前は、葉の縁が白く、歌舞伎の「隈取り」のようになること(隈笹)に由来しています。

一部では、熊のエサになったり、熊の出る付近に自生することから「熊笹」とも呼ばれているのだとか。

クマザサ』は他のササと同様、長い地下茎で広がり、あたり一帯に葉を繁らせます。

高さは60~150センチメートルほどで、枝の先端部に5~7枚ほど葉をつける為、ぎっしり繁っているという印象が強いかもしれません。

ちなみに、葉に隈取りができる(葉の縁が白くなる)のは、冬の寒さで葉縁の部分が枯れ込むからだそうです。

5b1a9aecc29e774989a191d5427becaf_s

↑名前の由来にもなった白い縁。

クマザサの歴史

クマザサ』は、日本の人々と非常につながりの深い植物です。

古来から民間治療薬として病気やけがの治療に用いられたり、防腐・殺菌の為にクマザサの葉でおにぎりや餅を包んだりと、身近な「万能植物」として重宝されてきました。

(笹団子やちまき、笹寿司なんかが有名ですよね。)

中国最古の薬物書「神農本草経」にも漢方薬として紹介されており、世界的に見ても、古くから人々の健康や生活を支える存在だったようです。

ù‚¾‚ñ‚²

↑自然の「ラップ」といったところでしょうか。

クマザサの成分

古来から民間治療薬や防腐・抗菌剤として利用されてきた『クマザサ』ですが、近年の研究でその伝承が科学的に証明されてきています。

●クマザサに含まれる成分と性質
クマザサは、葉緑素や多糖類[※2]のバンフォリン[※3]、各種ビタミンやミネラル類、安息香酸[※4]、カルシウム、リグニン[※5]などが含まれています。特にビタミンは、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB₁、ビタミンB₂などが豊富に含まれており、体のバランスを正常に保つ役割を果たします。クマザサに含まれる葉緑素には、脱臭効果や抗菌作用があります。また、人間の血液に含まれるヘモグロビン[※6]をサポートし、貧血予防、高血圧予防の効果も期待できます。
バンフォリンという多糖類にも防腐効果があります。安息香酸は、殺菌・解毒作用に効果があるとされ、食品や化粧品の防腐剤として、清涼飲料水、ヘアローション、ヘアトニック、香油などに使用されています。

(出典:わかさ生活 わかさの秘密 より)

道や公園でよく見かけていただけに、こんな成分が含まれていたのか…と、驚きです。

(パンダ達だけにあげておくのは、もったいないかもしれません(笑)。)

979e2e73e4c856083892f0dbcf4bf943_s

↑むしゃむしゃ食べているのには、きちんと理由があったんですね。

クマザサの産地や食べ方

クマザサ』は京都が原産地だと言われていますが、現在は日本のありとあらゆる地域で、自生のクマザサを見ることができます。

しかし、道端の『クマザサ』がすぐ食べられるかというと、残念ながらそうではありません。

クマザサ』には、「ケイ酸」と呼ばれる、珪素・酸素・水素の化合物が多く含まれています。

「ケイ酸」が人体に有害~というわけではないのですが、「ケイ酸」に含まれる食物繊維が非常に硬い為、人間にはこれらを分解することができません。

仮にそのまま食べたとしても、胃腸を傷つけてしまう上、有効成分を十分に摂取することができないので、メリットがないんです。

それゆえ、『クマザサ』を食べる際には、乾燥させて細かく刻んだ葉にお湯を加えてお茶にしたり、健康食品やサプリメント等で摂取したりするのが一般的となっています。

c1ae2678ba7f601ca4e8096a4be23710_s

↑やっぱり、そのまま食べれるのは熊やパンダだけなんですね。

国内で人気のクマザサ産地は北海道

栄養価の高い『クマザサ』の選び方としては、①葉の色が濃いもの、②厚みがあるもの、③硬いものが良いと言われていますが、中でも「厳しい越冬を経験したかどうか」は重要なポイントとなります。

厳しい冬に耐えようと繊維が太くなり、その繊維の中に有効成分が多く蓄えられる為です。

そうした理由から、健康食品等で使用されている『クマザサ』は、「北海道産」のものが多いんですね。

254393

クマザサの注意点

なお、『クマザサ』は「イネ科」の植物なので、お米アレルギーの方は摂取する前に医師に相談するなど注意が必要です。

また、血栓症の治療を行っている方に関しても、『クマザサ』に含まれるビタミンKに止血作用がある為、医師への相談が必要です。

クマザサの味

クマザサ』の気になるお味ですが、笹の香りはするものの、ほとんど癖は無く、苦みもあまり感じません。

クマザサ青汁や粉末等にしても、味が整えられているものが大半なので、お茶に近い感じで飲むことができます。

青みが苦手な方や製品によっては、牛乳等と混ぜて飲んだ方がいいというお声もありますが、私はそんなに気になりませんでした。

(どんなに健康に良いものでも、味が苦手だと頻繁には飲めないので、癖が強くないのはありがたいです♪)

HERBAL ONE  No.1-pouring_edited

まとめ

日本古来からの万能植物として重宝されてきた『クマザサ』。

葉緑素や各種ビタミン、ミネラル類が多く含まれていることから、今再注目されています。

「健康的な毎日を過ごしたい」「いつまでも美しくありたい」と願う方は、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

  • クマザサの成分 ‥‥ 葉緑素、ビタミンB1/B2、ビタミンC、ビタミンK、アミノ酸、カルシウム、バンフォリン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれる。
  • クマザサの産地 ‥‥ 全国に自生しているが、健康食品等の原材料としては、厳しい冬を乗り越えた北海道産のものが人気。
  • クマザサの味 ‥‥ 笹の香りがするものの、ほとんど癖はなく飲みやすい(食べやすい)ものが多い。

≪おすすめの記事≫
≪シリーズ1≫白樺樹液の成分とは?飲む化粧水と言われる理由
≪シリーズ2≫鹿角霊芝(ろっかくれいし)の効果とは?幻のキノコの秘密
≪シリーズ3≫奇跡のフルーツ『アロニア』とは?北海道の大地で育つプレミアム果実
≪シリーズ4≫北海道の名産品ハスカップとは?-幻の果実の産地や旬、味について。
≪シリーズ6≫低分子化コンドロイチン。北海道産エイ軟骨由来のオリゴ糖
≪シリーズ7≫スーパー健康きのこのタモギタケの驚きの価格とは…?

【PR】

北海道ハーバルでは、本記事でご紹介した『クマザサ』ほか「飲む化粧水」と呼ばれる『白樺樹液』など、7種の北海道産原料を使用した『北海道無添加プレミアムドリンク HERBAL ONE No1.』の販売を予定しております。(※2017年11月現在)

販売状況等は、当サイト内で随時更新していく予定ですので、ご注目いただけますと幸いです。

詳しい内容のお問い合わせ等に関しては、こちらから。

HERBAL ONE No.1 set2

記事内の成分情報は、民間伝承や素材や原料に関係した書物などを参考に、弊社が取りまとめた情報を記載しております。ここに記載されている内容は一般的に知られる効果や効能であり、弊社が販売する商品の効果や効能を保障するものではなく、あくまでも素材や原料の特徴を知る上での参考情報としてご活用ください。